小学生向けオープンキャンパス―名寄市立大 将来考えるきっかけ提供 道150年事業に協賛し7月  
(学校 2018-06-12付)

 【旭川発】名寄市立大学(佐古和廣学長)は、北海道百五十年事業「子ども未来・夢キャンパス事業」に協賛し、七月七日に小学生向けのオープンキャンパスを開く。参加対象は市内の小学校四~六年生で、定員は五十人を予定。学生スタッフがサポートしながら同大四学科の教員による講義などを行うことで、小学生に学ぶことの大切さを伝え、将来を考えるきっかけづくりの機会を提供する。

 同事業は、道内の大学、短大、高専を対象に、各大学などの特色を生かして小・中学生を中心とした子どもたちに夢を与え、学ぶ楽しさを伝える機会を提供することを目的としている。

 同大は、道百五十年協賛事業として、小学生が大学で行われている講義・実験・ものづくりなどの体験学習や、学生や教員との交流を通して、学ぶことの大切さや将来を考えるきっかけづくり、創造性や知的好奇心・探究心の育成を図り、地域の未来を担う人材を育むことを目的に、小学生を対象としたオープンキャンパスを企画した。

 オープンキャンパスは、七月七日に開く予定。本来は、道百五十年事業実行委員会が七月十四日~八月下旬に設定している「北海道百五十年ウィーク」に合わせての開催が原則だが、同大と市内小学校の実情を踏まえて夏休み前に行うこととした。

 当日は、オリエンテーションや大学紹介のほか、社会保育学科、栄養学科などの四学科の教員からものづくりや実験など各学科の講義を体験。また、新しい学生食堂でランチ、図書館大講義室における同大の歴史を振り返るDVDを鑑賞する。

 定員は市内の小学校四・五・六年生の五十人程度を予定している。参加は無料。

 同大は「小学生に地元の大学について知ってもらって、学生や講師と交流を深めるとともに、将来の進路選択に役立ててくれれば」と話している。

(学校 2018-06-12付)

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