地域の子は地域で育て 日高充実協が第1回会合開く(学校 2018-06-06付)
管内教育の充実に向け、今後の取組の方向性について意見を交換した
【浦河発】日高管内における高校教育の充実に関する検討協議会(=日高充実協、会長・川上松美えりも町教育長)の本年度第一回会合が五月中旬、日高合同庁舎で開かれた。地域の教育充実に向け、「地域の子どもは地域で育てる」との共通認識のもと、学校・地域・行政が連携・協働した方策について協議した。
管内七町の教育長、小・中・高校長、新ひだか町商工会の代表、波岸克泰日高教育局長、日高振興局の須田光政地域創生部長など約三十人が出席した。
はじめに、川上会長があいさつ。「“地域の子どもは地域で育てる”を合い言葉に、日高の子どもたちが日高に誇りをもち郷土で働いてもらうためには、どうしたらいいのかを前向きに考えていきたい」と呼びかけた。
続いて、事務局が日高充実協の四つの提言内容について説明。そのあと、今後の取組の方向性について協議した。
協議では、須田地域創生部長が行政と高校が連携した選挙講座の取組を紹介。また、経済団体からは「子どもたちに地元で働いてもらうため、地元の企業を知ってもらう必要がある。子どもたちを学校から地域へ出してもらえるような、学校と連携した取組があれば」などの意見が挙がった。
波岸日高教育局長は「子どもたちには、社会に順応する力だけではなく、社会に貢献し、役立ち、社会を動かしていける力を付けていくことが大切。そういう力を高校でどう付けていくのか、子どもたちのためにどうするかを、我々の力を結集し考えていきたい」と述べ、地域、行政、学校が連携した取組の一層の充実に努めていく考えを示した。
(学校 2018-06-06付)
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