障がい者スポーツの普及促進へ　９月から区体育館で専用利用開放―札幌市　ニーズ把握へ調査も

（市町村 2018-06-28付）

　札幌市が設置する障がい者スポーツ普及促進協議会は、九月から八区の体育館で障がい者スポーツ専用の利用開放を行うことを決めた。障がい者スポーツの裾野拡大や利用促進を図るとともに、障がい者の体育館利用ニーズを把握するもの。サークルや障がい者就労施設などの団体に体育館を利用してもらうほか、団体の練習に合わせて一般参加者に障がい者スポーツを体験させる。

　協議会は、市における障がい者スポーツの普及・促進を図るため、本年度設置。事業の一環として区体育館で障がい者スポーツ専用の利用開放を行うこととした。

　利用開放は、「団体開放」と「体験」の二区分で実施する。団体開放では、サークルや障がい者就労施設などの団体に施設を利用してもらい、施設の利便性や各曜日・時間帯のニーズをアンケート調査などで把握。今後、区体育館で定期的な障がい者スポーツの一般開放枠を設ける上での課題を洗い出すほか、取組を支える仕組みづくりを検討していく。

　また、利用団体の練習に合わせ、体育館利用者および一般参加者に障がい者スポーツを体験させることで、区体育館での利用の理解と障がい者スポーツの利用促進を図ることとしている。

　実施期間は九月から三十一年二月までの六ヵ月間。実施施設は、北区・東区・白石区・厚別区・南区・西区・手稲区・清田区の体育館としている。

(市町村 2018-06-28付)