若者の社会的自立促進事業―札幌市子ども未来局 高校中退者などをサポート 7月中に支援開始へ(市町村 2018-06-29付)
札幌市子ども未来局は、本年度新たに実施する若者の社会的自立促進事業を、七月中に開始する予定だ。高校中退者などを対象に、高校卒業程度の学力習得を目指す学習支援・相談を無料で実施するもの。中央区または東区、白石区のうち二会場での実施を検討している。七月中に十人程度の参加者を募り、学生ボランティアが高校卒業程度認定試験の合格に向けて支援を行う。
市は、子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることなく、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、生活・教育・就労などに関する総合的な支援策を推進している。
事業は、高校中退者などを対象に、高校卒業程度認定試験の合格を目指すための学習支援および学習相談を無料で行う。
子ども未来局では、現在実施に向けた検討を進めている。会場については、中央区の若者支援総合センターまたは東区、白石区の若者活動センターのうち二会場での実施を想定。
三十四歳までを目途に一会場五人程度の参加者を七月に募集し、同月中に学習支援を開始することを目指している。
学習支援は、学生ボランティアが行う。一会場に二人程度のボランティアを配置する予定。会場に参考書を備え付け、参加者の学習をサポートする。
学習相談では、就労に関する相談も受け付ける。学習機会提供の一助とすることで、学力格差を解消し、高校中退者等の進学・就労につなげることを目的としている。
(市町村 2018-06-29付)
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