30年度SSW配置状況―道教委 33市町村に48人 道教委SSWは倍増の11人(道・道教委 2018-06-29付)
道教委は、本年度のスクールソーシャルワーカー(SSW)の配置状況を取りまとめた。新規となる伊達市、比布町、東川町を含む三十三市町に計四十八人を配置。生徒指導上の問題への対応、関係機関との連携・調整などを支援していく。要請に応じ、道教委から道立学校、SSW未配置の市町村立学校へ派遣する「道教委SSW」の配置人数は、前年度より五人増の十一人と拡大した。
道教委は、二十年度からSSW活用事業を開始。いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など生徒指導上の課題に対応するためSSWを委託市町村に配置し、教育分野に関する知識、社会福祉などの専門的な知識・技術を用いて、児童生徒を支援している。
配置の主な類型は、特定の学校に配置し、必要に応じて域内の小・中学校にも派遣する「拠点型」、教育委員会に配置し、学校からの要請や教育委員会の判断などによって学校に派遣する「派遣型」、配置した教育委員会から、特定地域内の学校を対象校に定期的に巡回する「巡回型」の三種類。
本年度は、新規の伊達市、比布町、東川町を含む三十三市町に四十八人を配置した。
このうち、拠点型による配置人数は十二人、巡回型が二十二人、派遣型が十人。巡回型と派遣型を組み合わせた「巡回・派遣型」が二人、「拠点・巡回・派遣型」が一人などとなっている。
二十六年度から配置している道教委SSWの人数は、前年度から五人増の十一人と拡大した。要請に応じ、道立学校、SSW未配置の市町村立学校へと派遣する。
本年度SSWを配置する市町はつぎのとおり。
▽空知=岩見沢市、滝川市、深川市、美唄市、砂川市
▽石狩=石狩市、北広島市、江別市、恵庭市、千歳市
▽後志=小樽市
▽胆振=室蘭市、登別市、白老町、苫小牧市、伊達市(新)
▽日高=浦河町
▽渡島=北斗市
▽上川=東神楽町、比布町(新)、東川町(新)
▽留萌=留萌市
▽宗谷=稚内市、枝幸町
▽オホーツク=遠軽町、北見市、斜里町
▽十勝=音更町、幕別町、清水町
▽釧路=釧路市
▽根室=中標津町、別海町
(道・道教委 2018-06-29付)
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