岩見沢農業高が建設業者と連携授業　ＩＣＴ施工ってすごい！　建機試乗で最先端技術体感

（学校 2018-07-24付）

初の校外連携授業では、生徒が建機に乗り込み自動制御による施工を体感した

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（畠山佳幸校長）は十二日、岩見沢市内のコマツＩｏＴセンタ北海道で㈱砂子組（砂子邦弘社長）との連携授業を行った。農業土木工学科二年開発土木専攻班の生徒九人が参加。講話やＩＣＴ建機の試乗体験を通して、情報化施工について学びを深めた。

　同校では、ＩＣＴを活用した授業展開に向けドローンを導入。学校だけでは難しい専門的な指導を受けられるようにと、情報化施工の先進的な取組を行っている奈井江町の建設業者・砂子組と五月に授業連携にかかる協定を結んだ。

　これまでに三回の連携授業を行っており、四回目となる今回は初めて校外で実施した。

　はじめに、センタ内でコマツカスタマーサポート㈱北海道カンパニースマートコンストラクション推進部グループマネージャーの工藤正裕氏が講話し、情報化施工の特長としてＩＣＴ建機による自動制御で作業員の熟練度を問わず一定の品質を確保できることを説明。これまでの工程のボトルネックや正確な土量算出など、ＩＣＴ技術の課題にもふれ、コマツが進めているスマートコンストラクションの取組を紹介した。

　このあと屋外に移動し、ＩＣＴ建機のデモンストレーションを実施。生徒は、すき取りの様子を見学したほか、実際にＩＣＴ建機に試乗して自動制御による施工を体験した。

　参加した生徒の一人は「掘りすぎることなく平らにできたのですごい」と感想を。指導を担当する堀毛憲太郎教諭は「生徒も楽しみにしていたので、学校にないＩＣＴ建機の体験ができて良かった」と話していた。

(学校 2018-07-24付)