建設技術担い手育成プロジェクトチーム　北見工業高２年生対象に出前授業　最先端ＩＣＴ機器を紹介

（学校 2018-07-24付）

小型バックホーを体験する生徒

　【網走発】北見工業高校（飯田耕一郎校長）で十八日、日本建設機械施工協会道支部（熊谷勝弘支部長）および、開発局、道建設部の職員などで構成する建設技術担い手育成プロジェクトチームによる建設ＩＣＴ活用技術の出前授業が開かれた。建設科の二年生を対象に、最先端のＩＣＴ機器の体験などを実施。生徒は、建設産業への興味を深めていた。

　日本建設機械施工協会道支部と、開発局、道建設部が本年度立ち上げた建設技術担い手育成プロジェクトチームが全道の高校生などを対象に建設産業の新たな魅力を伝えるため、実施している。

　この日、建設科の二年生三十六人（土木コース二十人、建築コース十六人）が参加した。

　はじめに、同校実習林で小型バックホーによる二次元ガイダンス施工、ＴＳ出来形管理、ＧＮＳＳローバー計測を三班でローテーションしながら体験。生徒は、担当者の説明に耳を傾けながら真剣に実習に取り組み、最先端のＩＣＴ機器について興味を深めていた。

　このあと、同校敷地内に移動し、ＵＡＶ空中写真測量、建設ＶＲの体験を行った。

　参加した生徒は「学校にはない機器を体験でき、とても新鮮だった」「将来建設業に就いて、きょう体験したような機器を使ってみたい」などと感想を挙げていた。

　同プロジェクトチームリーダーの鈴木勇治氏は「ＩＣＴの活用によって仕事がしやすい魅力的な環境になり、少しでも若い人材に来てもらえれば」と話していた。

(学校 2018-07-24付)