スケールの大きさ実感　札幌工業高建築科２年生徒８０人　工事現場見学会に参加

（学校 2018-07-19付）

白川浄水場では管理室などを見学した

　札幌工業高校（猪股康行校長）土木科の二年生八十人は十一日、札幌建設業協会（〓札建協）主催の現場見学会に参加した。白川浄水場の沈殿池・ろ過池や、豊平川取水堰新設工事現場などの見学を通して、建設業の魅力を体感した。

　見学会は、札建協が若年技術者の確保のために開催しているもの。

　はじめに、札建協の村井悟専務理事があいさつ。「今回の見学会は、ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。

　札幌市水道局給水部の堀内靖康工事課長は「近い将来、有能な技術者として、様々な場面や立場で活躍することを楽しみにしている」と話した。

　このほか、伊藤組土建㈱、勇建設㈱、一二三北路㈱に勤める同校の卒業生が進路の考え方や建設業の魅力を紹介。「竣工したときに大きな達成感が得られる」などと伝えた。

　見学に先立ち、凝集・ろ過実験を実施。白川浄水場では、管理室、沈殿池・ろ過池を見て回った。参加した生徒の一人は「浄水場の見学は初めて。こんな大きな施設で、凝集・ろ過実験で見たようなことが行われているなんて」と話していた。

　このあと、定山渓下流園地や豊平川取水堰新設工事現場を見学した。

(学校 2018-07-19付)