幕別町内道立新設高校の概要　福祉など４コース制採用　科目「キャリアアップ」設定

（学校 2018-07-18付）

　【帯広発】来年度開校を予定している幕別町内道立新設高校の概要が明らかになった。道立普通科高校として初めての「福祉」「スポーツ＆ヘルス」を含む四コースを選択できるコース制とする。コース選択は二学年から。一学年では、学校設定科目「キャリアアップ」を設け、キャリア学習とともに、教科の弱点を分析し、学び直しによって考えを深める。

　道教委は、幕別町内で私立江陵高校が募集停止となることや、地域の要望などを踏まえ、幅広い教育課程の編成・実施を図る観点から、幕別高校を募集停止とし、新設高校を設置することとした。

　新設高校は、一学年三学級の普通科高校で、江陵高の校舎を活用して来年度開校。道立新設高校第一学年と江陵高第二・三学年が同じ施設を共用する。

　第二学年から四コース制を採用する。

　大学などへの進学を目指す文理探究コース、就職を目指すビジネスコースのほか、江陵高福祉科の伝統と施設・設備を継承した道立普通科高校唯一の福祉コース、健康・スポーツに関する内容を学ぶ道立普通科高校初のスポーツ＆ヘルスコースを設置する。

　第一学年には、学校設定教科「キャリアアップ」を設ける。

　キャリア学習とともに、個々の能力や進路希望に合わせ、学び直しや発展的な学習を行う。

　このほか、習熟度別学習の導入や課題研究の実施を予定している。

(学校 2018-07-18付)