地域とともにある学校づくりを　本年度ＣＳ導入の夕張高　支援と評価２部会設置

（学校 2018-07-18付）

　【岩見沢発】本年度からコミュニティ・スクール（ＣＳ）を導入した夕張高校（合浦英則校長）の組織体制と取組内容がまとまった。学校支援・学校評価の二部会を設け、教育活動のバックアップやＰＤＣＡサイクルによる評価を推進。今後、三回にわたって学校運営協議会を開催し、地域とともにある学校づくりを目指す。

　同校は昨年、ＰＴＡで熟議を重ねてきた目指す学校像や生徒像、教師像について取りまとめたほか、「夕張高校で身につける力～三つのスキルとチャレンジモアスピリット」を策定。地域住民との連携によって、就職・専門学校進学コースの地域学習を商品開発・販売実習につなげるなど、生徒が社会で通用する力を身に付けられるよう地域社会と協働した教育活動を進めてきた。

　ことし四月、商工会や町内会、ＰＴＡ関係者など十人からなる学校運営協議会が発足。学校支援・学校評価の二部会を設置し、これまでの実践をもとに、教育環境のさらなる充実を図っていく。

　うち、学校支援部会はＰＴＡ関係者や市役所職員が中心となり、様々な教育活動におけるバックアップや地域とのパイプ役を担う。学校評価部会は、年二回の教職員による反省を踏まえ、ＰＤＣＡサイクルによる魅力ある学校づくりに向け評価活動を行っていく。

　五月下旬に第一回協議会を開き、取組の体制や方向性を確認した。

　今後は、年三回の学校運営協議会を通して、地域と学校が一体となった理想的な教育環境の創出を目指す。

(学校 2018-07-18付)