泊村泊小児童が除草作業を見学　道路管理の大切さ学ぶ

（学校 2018-07-18付）

繁茂した草が速やかに刈り取られる様子に驚く児童たち

　【倶知安発】泊村立泊小学校（水口正紀校長）の三・四年生は六日、村内の㈱茅沼建設工業が開いた草刈作業見学会に参加した。児童は、草刈車を使用したデモンストレーションや体験乗車を通して、道路維持管理の役割や重要性などについて考えた。

　茅沼建設工業では、地域の子どもたちに道路維持管理の役割を知ってもらうことを目的として、二十四年から除草作業見学会を開催している。

　開発局小樽開発建設部岩内道路事務所の協力を得て実施した見学会には、同校の三・四年生二十六人が参加。

　開会に当たり、岩内道路事務所の蜷川浩一所長は「私たちは大事な国道を守る仕事をしている。皆さんも国道を使って小樽や札幌に行くことがあると思うが、“工事や除雪をしてくれる人がいるから、道路を走ることができる”と思ってもらいたい」とあいさつした。

　引き続き、草刈車によるデモンストレーションを披露。国道二二九号の歩道脇に繁茂した草を巧みに刈り取った。

　作業の様子を見た児童からは、「一気にきれいになった」「あんな動き方をするんだ」など、驚きの声が上がった。

　このあと、草刈車を駐車場に止め、車内を公開。児童は運転席に乗りこんで内部を観察したり、作業員に見学時にメモしていた疑問点などを質問するなど、気づいたことをまとめていた。

(学校 2018-07-18付)