中学生にバレエの感動を　札幌市芸術文化財団が鑑賞事業　１月、新劇場ｈｉｔａｒｕで

（学校 2018-07-26付）

　札幌市芸術文化財団は、道内初の多面舞台を備える“文化芸術劇場ｈｉｔａｒｕ”が十月にオープンすることから、中学二年生約二千二百人を対象としたバレエ鑑賞事業の実施を決定した。来年一月二十一日に同劇場で東京バレエ団が「白鳥の湖」第二幕と「ボレロ」を上演する。また、バレエに対する理解を深めるため、事前学習のプログラムを作成する予定となっている。

　劇場は、十月七日に開館する札幌市民交流プラザ四～九階に整備されるもの。三層バルコニー、道内初の多面舞台を備え、本格的なオペラ、バレエなどの舞台芸術に対応できる施設となる。

　財団では、プラザと同時に劇場が開館することから、芸術を通して豊かな感性を育む機会を提供するため、青少年向けバレエ鑑賞事業を開催することとした。

　対象は市内の中学二年生約二千二百人。東京バレエ団が古典バレエの代表作「白鳥の湖」第二幕と、現代バレエの傑作「ボレロ」の両作品を解説付きで上演する。

　また、事前学習のプログラムを作成する予定。各学校の事前学習に役立ててもらうこととしている。

　七月上旬には市内の中学校に事業に関する通知を発出。三十一日まで郵送で応募を受け付けている。

　なお、応募校多数の場合は抽選を行う。

(学校 2018-07-26付)