30年度校内研修コーディネーター配置―道教委 本務校は新規5校含む7校 教員の実践的指導力を向上(道・道教委 2018-07-31付)
道教委は、三十年度校内研修コーディネーター配置事業の実施校を決定した。本務校は知内町立涌元小学校など新規五校を含む七校、兼務校は新規六校を含む十三校。教職経験豊かな再任用教員または現職教員を校内研修コーディネーターとして本務校に配置。若手教員育成のための研修の企画・実施、校内研修体制の整備などを進め、教員の実践的指導力の向上を図る。
六学級以下の学校では、配置教員の定数上、担任をもたない教員が配置できず、若手教員の指導、育成のための時間が十分に確保できない課題がある。
こうした状況を踏まえ、道教委は二十五年度から校内研修コーディネーター配置事業を開始。教職経験豊かな再任用の教員を校内研修コーディネーターとして配置し、小規模校における若手教員に対する継続的な研修の実施や、校内研修体制の改善などを行うことで、教員の実践的指導力の向上を図っている。
コーディネーターは、市町村立小・中学校の再任用教員のうち、若手教員の育成に熱意があり、教科指導などに豊富な経験や高い専門性、実践的指導力のある元校長・副校長・教頭・主幹教諭または現職教員など。配置期間は一年間。
業務は、①若手教員育成のための研修の企画・実施②校内研修体制の整備や研修計画の企画・立案③より効果的な少人数指導、チーム・ティーチング授業などの実施のための指導助言④勤務校および近隣校が合同で実施する地域合同研修の企画・立案⑤勤務校およびその他の学校において共通して利用可能な教材開発への支援⑥勤務校の教員が校外研修参加のため不在となる際の代替授業の実施―などを行う。
本年度は、壮瞥町立壮瞥小学校など本務校七校、兼務校十三校を指定。このうち新規は、本務校で五校、兼務校で六校。本務校に配置する校内研修コーディネーターは七人で、再任用が六人、現職教員が一人となっている。
本務校および兼務校はつぎのとおり(▽本務校=兼務校)。
▼胆振
▽壮瞥町壮瞥小=壮瞥中
▼渡島
▽知内町涌元小(新)=知内小、湯ノ里小(新)、知内中
▽函館市中部小(新)=北星小(新)、東小(新)
▼檜山
▽江差町江差北小(新)=江差小、上ノ国小(新)
▼上川
▽旭川市大町小(新)=永山東小、日章小(新)
▼オホーツク
▽斜里町知床ウトロ(新)=朝日小(新)
▼十勝
▽帯広市川西小=川西中、大空中
(道・道教委 2018-07-31付)
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