学校力向上に関する総合実践事業―オホーツク局　一層の活動充実へ研鑚　関係校協議会で情報共有

（道・道教委 2018-07-31付）

今後の事業充実に向け発表や協議などを行った

　【網走発】オホーツク教育局は二十三日、網走市内のオホーツク合同庁舎で学校力向上に関する総合実践事業関係校協議会を開いた。事業の実践指定校および連携校の校長、教務主任など十六人が参加。実践発表や協議などを通じ、今後の事業充実に向け、各校の取組などの情報を共有した。

　この協議会は、学校力向上に関する総合実践事業の実践指定校および連携校の校長などが取組の成果と課題を共有し、事業の推進について共通理解を図ることによって、事業の円滑かつ効果的な実施に資することが目的。

　管内では、実践指定校に北見市立緑小学校、同三輪小学校、同美山小学校、網走市立網走小学校の四校、連携校に網走市立東小学校、同西が丘小学校、同白鳥台小学校の三校が指定されている。

　はじめに、長浦紀華義務教育指導班主査が本年度の取組について説明。実施要綱の一部改正に伴う変更点などを解説した。

　続いて、網走小の片桐聡校長と緑小の佐藤亮校長が昨年度の取組の成果と課題について、それぞれ発表した。

　片桐校長は、学校経営の重点十項目のうち、「人材育成」「日常授業の改善」「組織力」「職員風土」の四項目を事業推進の重点として設定。前期と後期の年二回のサイクルによる校内研修の充実などをはじめとする授業改善の取組や、「確認・共通・一貫・徹底・継続」をキーワードとした組織力の確立などの取組を紹介した。

　佐藤校長は、「組織的な学校経営の推進と学力・体力の向上」「人材育成」を中心とした取組内容を説明。既存の分掌間の連携を強化する校内体制の構築、体育専科活用事業を活用した授業改善、副担任性を活用したメンターチーム方式による研修などを行っているとした。

　このあと、九日に札幌市で開かれた第一回推進協議会や昨年度の取組を踏まえた本年度の取組の重点について、地区ごとに分かれて協議した。

(道・道教委 2018-07-31付)