北海道１５０年記念式典に併せ各種イベント　道１５０年記念式典サブ会場　現代までの歩み振り返る　パネル展「北海道の歴史」実施　

（道・道教委 2018-08-08付）

来場者は興味深そうにパネルに見入っていた

　「北海道の歴史」と題したパネル展が五日、北海道百五十年記念式典のサブ会場が設けられた道立総合体育センター「北海きたえーる」で開かれた。北海道の歴史を振り返る百五十二枚のパネルを展示。来場者はパネルを眺めながら、北海道の歩みを振り返っていた。

　パネル展では、現代までの歩みを紹介する百五十二枚のパネルが並んだ。小樽港の北防波堤や、青函トンネル建設時の写真などを展示した。

　青函トンネルに関しては、大正時代に函館市会議員の阿部発治氏が書いた『大函館論』の中の「海底鉄道」構想が始まりと解説。着工から二十四年の歳月をかけ、青森～函館間を結ぶ総延長五十三㌔㍍の海底トンネルを昭和六十三年に完成させたことを紹介した。施工中に何度も断層に行く手を阻まれ、異常出水に見舞われたことなどにもふれ、来場者の関心を集めていた。

　来場者は「北海道で生まれ育ったが、知らないことがたくさんあった」「北海道の百五十年の歴史を振り返るきっかけになって良かった」などと述べていた。

(道・道教委 2018-08-08付)