職務など８場面を設定　学校司書に関する動画制作へ　図書館の重要性広く周知

（道・道教委 2018-08-09付）

　道教委は、学校司書の業務内容や学校図書館の重要性を広く周知するため、学校司書の業務に関する動画の制作に向けた検討を開始した。動画は、「学校司書の職務」「読書に興味・関心をもたせる活動の工夫」など八つの場面設定で構想。今後、動画や画像などの資料収集や原稿の作成などを行い、年内の完成を目指して準備を進める。

　道教委では、道内における学校司書の配置状況が全国平均と比較して著しく低い状況にあることから、配置促進に向けた協議や、各自治体に対して学校司書の配置を働きかけるなどの取組を推進。今回は、これらの具体的な手立ての一つとして、学校司書の業務に関する動画を制作することとした。

　具体的には、年に三回「学校司書の動画」制作会議を開催。会議を構成する学校司書が動画の作成に向け協議していく。

　動画は、生涯学習推進センターの道民カレッジや道立図書館のウェブ研修等で配信するほか、各種会議や校内研修などにおける資料として活用することとしている。

　教育関係者や社会全体に対して、学校司書の役割などの理解促進や学校司書自体の資質能力の向上を図るためのツールとして役立てる。

　動画の内容については、①目的②基本の業務③学校司書の職務④図書館資料⑤読書に興味・関心をもたせる活動の工夫⑥学習活動に対する支援⑦地域との連携による学校図書館運営⑧エピローグ―の八つの場面設定で構想。会議構成員は、実際の教育活動に関する場面④～⑦を担当し、動画や画像等の資料収集や原稿の作成など、今後、年内の完成を目指して準備を進める。

(道・道教委 2018-08-09付)