家庭教育支援者養成モデル市町村―道教委　岩見沢など１４市町指定　人材育成とネットワーク構築

（道・道教委 2018-08-10付）

　道教委は、本年度から三ヵ年計画で進める「家庭教育支援者の養成とネットワーク化推進事業」の三十年度モデル市町村を決定した。岩見沢市、恵庭市など、各管内から十四市町を指定。教育局と協働で保護者同士の学び合いを促進する家庭教育ナビゲーターを養成、育成する研修を実施するほか、家庭教育支援者が集い、ネットワークの構築と方策を検討する場を新たに設けるなど、地域の実情に応じた効果的な家庭教育支援の取組の充実を図る。

　本年度から開始する「家庭教育支援者の養成とネットワーク化推進事業」は、二十七～二十九年度に実施した家庭教育「学びカフェ」推進事業の成果を踏まえ、さらなる家庭教育ナビゲーターの養成と育成、家庭教育支援者（家庭教育ナビゲーター、家庭教育サポート企業関係者、学校関係者、地域ボランティア、市町村・市町村教委職員など）のネットワーク化を推進するもの。

　事業期間は本年度から三ヵ年で、毎年度、各管内からモデル市町村を指定する。

　三十年度は、岩見沢市、恵庭市など十四市町に決定。

　教育局と協働で、家庭教育ナビゲーターの養成研修を行うほか、その資質向上と相互のネットワーク化の必要性への理解を深める家庭教育ナビゲータースキルアップ研修を実施する。

　さらに、家庭教育支援者が集う場を設け、域内における家庭教育支援者の充実に資する方策を検討する。

　道教委は、家庭教育支援の有識者で構成する家庭教育推進協議会を設置し、家庭教育ナビゲーターの日々の実践や家庭教育ナビゲータースキルアップ研修で活用する教材などを開発。モデル市町村の取組や成果などは、資料にまとめ、全道に普及させる。

　三十年度モデル市町村はつぎのとおり。

▼空知＝岩見沢市

▼石狩＝恵庭市

▼後志＝積丹町

▼胆振＝むかわ町

▼日高＝新ひだか町

▼渡島＝知内町

▼檜山＝奥尻町

▼上川＝旭川市

▼留萌＝小平町

▼宗谷＝中頓別町

▼オホーツク＝興部町

▼十勝＝豊頃町

▼釧路＝釧路町

▼根室＝別海町

(道・道教委 2018-08-10付)