職員の資質向上に努め　道特別支援学校長会夏季研究協議会

（関係団体 2018-08-14付）

講話や部会別研究協議などを行った

　道特別支援学校長会は六日、札幌市内のかでる２・７で夏季研究協議会を開いた。開会式であいさつに立った宮崎真彰会長は各校において、「教育公務員」「特別支援教育に携わる教員」など四つの立場から職員の資質向上に努めるよう呼びかけた。

　夏季研究協議会は、当面する学校経営上、校種別の諸課題について研究協議し、会員相互の共通理解と研究の深化を図ることが目的。

　開会式では、宮崎会長があいさつ。先日発生した豪雨災害にふれ「“備えあれば憂いなし”と言われるが、このところの災害に多くあるのが“想定外の”という言葉。備えの範囲が拡大していることを念頭に、一層危機管理を見直していただきたい」と訴えた。

　また、本年度総会において、学校経営の要点として、教職員に対して、背景を理解させ、納得させる大切さを示したことを振り返り、各学校において、①教育公務員②特別支援教育に携わる教員③各学校の教員④それぞれのキャリア段階―の四つの立場から職員の資質向上に努める重要性を強調。

　危機管理については、管理職として課題解決や教育活動の平常化に努める大切さを説いた。

　引き続き、道教委の上林宏文教育指導監が来賓あいさつに立ち、「信頼される学校づくり」「新学習指導要領の対応」「人材育成」の三点について留意するよう求めた。

　続く行政説明では、道教委各課の担当者がそれぞれの所管事項を説明した。

　研究協議に移り、人事調査の結果および道教委への要望にかかる説明・報告などを行ったあと、道教委福利課の元田夏紀主幹が「折れない心の育て方～管理職のためのメンタルヘルス」をテーマに講話。休職者の現状や校長のストレスの要因などを踏まえ、折れない心を育てるための重要ポイントを解説した。

　このあと、支部長、総務部、専門部に分かれた部会別研究協議や上林教育指導監による講話を聴講したほか、三十年度施策提言や研究推進の状況などについて協議した。

(関係団体 2018-08-14付)