道研連が夏季所員研修会　教育課題への対応策探究

（関係団体 2018-08-16付）

全道から３２人が参加し、所員・研究員としての資質・能力の向上に向け研鑚を積んだ

　道教育研究所連盟（委員長・北村善春道立教育研究所長）は一日から二日間、江別市内の道立教育研究所で三十年度夏季所員研修会を開いた。連盟加盟機関の所員や研究員など三十二人が参加。様々な講義や演習、講演などを通して、所員・研究員としての資質・能力の向上を図った。

　夏季所員研修会は、全道各地における教育研究の中心的役割を果している教育研究所・研修センターの所員・研究員などの資質や能力の向上を図るとともに、各教育研究所・研修センターの連携を深めることがねらい。

　開会に当たり、北村委員長があいさつ。連盟が進める「Ｓｋｙｐｅを活用した研修」にふれ、連盟として活用しやすい仕組みづくりを進めていることを報告。その上で「今後、広域な北海道の地域性を踏まえ、効果的な研修を創造していかなければならない」とし、より一層活用するよう呼びかけた。

　続いて、講義・演習「今日的な教育課題への対応にかかる研修の充実Ⅰ」を行い、外国語活動・外国語といじめ・不登校の対応の二グループに分かれて研修を展開。

　外国語活動・外国語グループでは、外国語教材『Ｗｅ　Ｃａｎ！』を活用した授業づくりの演習などを行い、今後の教育研究所・研修センターにおける研修講座運営や授業づくりの在り方などについて研鑚を積んだ。

　いじめ・不登校の対応グループでは、いじめ・不登校の対応に関する説明・協議を展開。いじめ・不登校の未然防止や早期発見、早期対応にかかわる課題解決の方策を探った。

　引き続き、講義・演習「今日的な教育課題への対応にかかる研修の充実Ⅱ」を開講。道徳教育の充実と特別支援教育の二グループに分かれて研修を深めた。

　二日目は、「ビデオ通話ソフトウェア（Ｓｋｙｐｅ）を活用した研修」について講義・演習を行ったほか、参加者同士で教育研究所・研修センターにおける取組や課題について交流した。

　午後からは、ＮＰＯファシリテーションきたのわ運営委員の橋本正彦氏が「ワークショップファシリテーションの組み立て方と実践」と題して講演を行った。

(関係団体 2018-08-16付)