青少年教育6施設の29年度評価結果―道教委まとめ ネイパル深川が「A」達成 体験活動提供数は目標に到達
(道・道教委 2018-08-16付)

 道教委は、道立青少年教育施設六施設の二十九年度管理の目標達成度評価結果をまとめた。ネイパル深川が総合評価「A」を達成し、その他五施設はいずれも「B」だった。年間宿泊室稼働率は深川、日帰り利用者数は足寄、宿泊を伴う一般事業の実施回数は厚岸が目標値を大きく上回っており、主催事業の体験活動の提供数は森の十七回、深川、北見の十六回など、すべての施設で目標を達成した。

 指定管理者制度を導入している砂川・深川・森・北見・足寄・厚岸のネイパル六施設における調査結果をまとめたもの。

 「多くの道民に対する利用の促進」「体験活動機会の提供」「サービスの充実と安全管理」「運営の改善」の四区分九項目で評価している。

 各評価項目で定める評価採点の合計値によって、「AAA」(非常に適切な管理運営)、「AA」(十分に達成水準を満たしている)、「A」(達成水準を満たしている)、「B」(達成水準を満たしていない)、「C」(不適切な管理運営であり、道が改善指導を行う)の五段階で評価している。

 「多くの道民に対する利用者の促進」のうち、年間宿泊室稼働率は、目標値を五〇%に設定。深川の六〇・一%をはじめ、全施設で目標を達成した。

 「日帰り利用者数」の目標値は施設ごとに定め、足寄が目標値の六千四百八十人を大きく上回る一万七百七十八人を達成。深川、森、北見の三施設も目標を達成している。

 「体験活動の提供」では、主催事業の開催数が森の十七回、深川、北見の十六回など、全施設で目標値を上回った。

 宿泊を伴う一般事業の実施回数は、厚岸の二十九回を筆頭に、全施設で達成した。

 「サービスの充実と安全管理」の利用者満足度の向上では、アンケート調査で「おおむね満足」と回答した割合の目標値を八割に設定。足寄が九九・一%と最多で、深川が九七・五%、北見が九六・一%、砂川が九四・〇%、厚岸が八九・一%などと続いた。

 「職員資質の向上」では、外部研修(外部講師招へいによる研修を含む)の参加回数四回を目標値とし、足寄が十八回、北見が十六回など、全施設で目標値を超えている。

 結果、評価採点の合計は、深川が一〇〇・五点となり、総合評価「A」評価を達成。砂川が九〇・〇点、森が八四・五点、北見と足寄が八三・〇点、厚岸が七二・五点と続き、五施設はいずれも「B」評価だった。

(道・道教委 2018-08-16付)

その他の記事( 道・道教委)

学校司書の仕事に関する動画作成へ 図書館の重要性広く周知 道教委が第1回制作会議開く

学校の司書動画制作会議  道教委は七日、道庁別館で第一回学校司書の仕事(動画)制作会議を開いた。構成員四人が出席し、動画の内容や作業分担、今後の予定などを確認したほか、より良い動画作成に向け協議。構成員からは「動画...

(2018-08-20)  全て読む

いじめ問題解決専門家協議会等開く―道教委 共通項は信頼関係 文教大・栁生教授が講演

道いじめ問題専門家チーム全道連絡協議会  道教委は六日、札幌市内のかでる2・7で三十年度道いじめ問題等解決支援外部専門家チーム全道連絡協議会・スクールカウンセラー連絡協議会・生徒指導担当指導主事等研修会を開いた。文教大学の栁生和男...

(2018-08-17)  全て読む

20市町村 32校が導入 千歳科技大eラーニング利用状況―道教委まとめ 場所を問わずに学びを提供

 道教委は、札幌市を除く道内における千歳科学技術大学のeラーニングシステム利用状況をまとめた。システムを導入する市町村数は徐々に増え、十四日現在、沼田町、滝川市など二十市町村、小・中学校、義...

(2018-08-17)  全て読む

道教委が学校保健活動研修会 小児科領域での現状学ぶ アレルギー等への対応法も

道教委学校保健活動研修会  道教委は七月下旬から八月上旬の二日間、札幌市内の道自治労会館で三十年度学校保健活動研修会を開いた。基調講演では、国際医療福祉大学熱海病院の篠永正道病院教授が脳脊髄液減少症の症状について講演...

(2018-08-17)  全て読む

道教委・道小・道中・道公教の文教施策懇談会 働き方改革を着実に 佐藤教育長あいさつ概要

文教施策懇談会・佐藤教育長挨拶  三十年度文教施策懇談会における道教委の佐藤嘉大教育長のあいさつ概要はつぎのとおり。           ◇          ◇          ◇  本道教育推進上の課題などについ...

(2018-08-16)  全て読む

道教委が第3回幼児教育研究協 研修体系整理求める声 パブコメの結果踏まえ協議

第3回道幼児教育研究協議会  道教委は十日、TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前で、三十年度第三回道幼児教育研究協議会を開いた。仮称・道幼児教育振興基本方針素案のパブリックコメントの結果を示し、今後の幼児教育の振興を支...

(2018-08-16)  全て読む

道研が研修体系基本方針「所内Academy」まとめる 人材育成等テーマに講演 課題意識など3点の向上目的に

 道立教育研究所は、所内の研修体系の基本的方針を示す「所内Academy」をまとめた。高めたい資質・能力として「課題意識(課題設定・解決)」「業務の専門性・実務スキル」「社会変化等の把握・業...

(2018-08-14)  全て読む

どさんこ☆子ども全道サミット 交流生みだす環境を 代表42人がテーマ協議

どさんこ☆子ども全道サミット  【岩見沢発】道教委は九日から二日間、ネイパル砂川で三十年度どさんこ☆子ども全道サミットを開いた。協議テーマ「互いに認め合う共生の社会を目指して、未来へつなぐ、みんなでつなぐ、オール北海道と...

(2018-08-14)  全て読む

少年の主張石狩地区大会 最優秀賞「感情と行動」 江別市立中央中3年・松原君

 少年の主張石狩大会が七月上旬、道庁赤れんが庁舎で開かれた。管内七市町村の中学生が、日ごろの思いや将来の夢などについて熱弁をふるった。  審査の結果、江別市立中央中学校三年の松原彗稀君の「...

(2018-08-14)  全て読む

チーム北海道で相互連携 道教委と道小・道中・道公教が文教施策懇談会開き意見交換

文教施策懇談会  道小学校長会(本間達志会長)、道中学校長会(橋本直樹会長)、道公立学校教頭会(稲上敏男会長)と道教委による三十年度文教施策懇談会が九日、道庁別館で開かれた。佐藤嘉大教育長をはじめ道教委の幹...

(2018-08-13)  全て読む