学校司書の仕事に関する動画作成へ　図書館の重要性広く周知　道教委が第１回制作会議開く

（道・道教委 2018-08-20付）

より良い動画制作に向けて協議した

　道教委は七日、道庁別館で第一回学校司書の仕事（動画）制作会議を開いた。構成員四人が出席し、動画の内容や作業分担、今後の予定などを確認したほか、より良い動画作成に向け協議。構成員からは「動画の導入場面に、実際に学校司書が仕事をしている画像などを示してみては」などの意見が挙がった。

　会議は、学校関係者や社会全体に対し、学校司書の業務内容について周知するとともに、学校司書の業務が学校の教育活動の充実に必要不可欠であることの理解を図ることを目的に開いたもの。小・中学校教職員や図書館職員など構成員四人が出席した。

　開会に当たり、生涯学習課の松井晃之主幹があいさつ。「各教科等において、学校図書の機能を計画的に利活用し、児童生徒の自主的・自発的な読書活動を推進するため、学校図書館の運営などに当たる司書教諭や学校司書の配置を充実させる、資質・能力を向上させることが大切」と指摘。道内における学校司書の配置状況にふれた上で「学校司書の業務内容や学校図書館の重要性について広く理解を図る動画の作成をお願いしたい」と呼びかけた。

　引き続き、生涯学習課の西島進一主査が制作する動画の内容を説明。①目的②基本の業務③学校司書の職務④図書館資料⑤読書に興味・関心をもたせる活動の工夫⑥学習活動に対する支援⑦地域との連携による学校図書館運営⑧エピローグ―の八つの場面設定を構想し、今後、構成員は、動画、画像等の資料収集や原稿の作成など、完成に向けて準備を進めていくことを確認した。

　また、完成した動画は、生涯学習推進センターの道民カレッジや道立図書館のウェブ研修などで配信するほか、各種会議や校内研修などにおける資料として活用していくこととした。

　協議では、構成員から「動画を見る人が飽きないようなものをつくることが大切。動画の導入場面に、実際に学校司書が仕事をしている画像などを示してみては」などの意見が挙がった。

　なお、第二回会議は、十月下旬から十一月上旬ころに開催を予定。構成員から寄せられた資料などをもとに制作した動画案について協議する。

　十二月下旬から三十一年一月上旬にかけて開く予定の第三回会議では、第二回会議で挙がった意見を参考に、改善した動画案の最終確認を行う。

(道・道教委 2018-08-20付)