統一システムの作成へ　小樽市主幹教諭・教務主任連絡協議会が初会合

（関係団体 2018-08-20付）

１１人が参加し情報共有した

　【小樽発】小樽市中学校主幹教諭・教務主任連絡協議会（庄司真人会長）が設立された。市内で統一した業務システムの作成や課題解決に向けた取組について協議するもの。七月下旬に菁園中学校で初会合を開き、市内中学校の主幹教諭や教務主任合わせて十一人が教務業務の状況や課題について意見交換した。

　同連絡協議会は、庄司真人主幹教諭（北陵中）が会長、吉岡智尋主幹教諭（菁園中）が事務局長を務める。

　主幹教諭と教務主任のみで集まる会合は初めて。

　はじめに、小樽市校長会の名取俊晴会長があいさつに立ち、「学校には、新たな課題がつぎからつぎへと現れる」と指摘。ミドルリーダーである主幹教諭や教務主任が学校経営に参加することが必要不可欠となることから「学校経営の方向性に声を上げてもらい、よりよい小樽、学校づくりに励んでほしい」と呼びかけた。

　続いて、庄司会長が設立趣旨を説明。「各学校で主幹教諭・教務主任の仕事の統一が図られておらず、転勤した際、新たに仕事を覚えることが負担になる」ことから「働き方改革が叫ばれる中、統一したシステムの作成や問題解決に向けた取組を話し合う」ことを挙げた。

　参加者の自己紹介のあと、各学校の教務業務の状況や課題などについて意見交換した。

　各学校における道徳科の評価にも話題が及び、「今後は、市内である程度同じシステムを導入して引き継ぎが簡単にできるようになれば」などの意見が出た。

　次回の会合では、道徳科の評価や部制の在り方などについて交流する。

(関係団体 2018-08-20付)