十勝小・中校長会第５０回研究大会　３分科会で提言・研究協議　情熱と覚悟もち教育を

（関係団体 2018-08-22付）

学校管理職としての資質向上に努めた

　【帯広発】十勝小・中校長会（水野豊昭会長）は七月下旬、幕別町内の十勝教育研修センターで第五十回教育研究大会を開いた。研究主題「“夢大陸とかち”から、新たな知を拓き、志高く未来を創り出していく子どもを育む小・中学校教育の推進」のもと、三分科会で提言を発表。研究協議、講演などを通じて、会員百人が学校管理職としての資質向上に努めた。

　冒頭、水野会長があいさつ。五十回という節目の研究大会であることにふれ、「きょうまで熱い思いをもって困難を乗り越えてきた先輩諸氏の“志”を受け継ぎながら、半世紀の歴史の重みを感じるとともに、管内教育の充実・発展に寄与するよう、情熱と覚悟をもって教育に当たってほしい」と呼びかけた。

　続く来賓祝辞では、十勝教育局の大橋則之局長と管内教育委員会連絡協議会の笹原博会長が登壇。

　大橋局長は、日ごろから、「十勝らしい一人一人の学びの実現」をテーマとした管内教育推進の重点の具現化に向け、特色ある学校経営に努めていることに謝意を示した上で、「教育課程の編成に向けた体制づくり」「生徒指導の充実」の二点を要請した。

　笹原会長は「子どもたちに生きていく力を身に付けさせるため、校長がリーダーシップを発揮し、学校一丸となって、新学習指導要領の理念に基づいた教育課程の編成をお願いする」と求めた。

　引き続き、十勝教育局の西川忠克教育支援課長が新学習指導要領の特徴について情報提供した。

　協議に移り、三つの分科会に分かれて、それぞれ提言発表・協議したあと、㈲石田コンサルタントオフィスの石田邦雄代表が「管理職の“仕事力”と“人間力”」と題して講演した。

　閉会式では、十勝教育局の上田禎子義務教育指導監が講評を行った。

(関係団体 2018-08-22付)