働くことの意義学ぶ 旭川市永山中 地元建設業など職場体験(学校 2018-09-12付)
【旭川発】旭川市立永山中学校(南裕一校長)は八月三十日、二年生のキャリア教育の一環で職場体験学習を行った。生徒約二百人が地元建設業など様々な事業所で職業体験に汗を流し、働くことの意義を学んで、将来の進路選択の参考とした。
同校では、総合的な学習の時間などを活用しキャリア教育を展開。
その一環として行っている二年生の職場体験学習では、興味のある事業所で作業を体験し、見学することで働くことの大切さを学んでいる。
うち、旭川市で建設業を営む㈱廣野組(田中実社長)の職場体験には八人が参加。
建築と土木の二班、四人ずつに分かれ、建築班は市内の道営住宅や旭川医科大学動物実験施設の新築工事、土木班は市内江丹別の最終処分場埋立地造成、国道二七三号上川町の高原大橋の工事現場を見学した。
高原大橋は、二十八年の台風で橋脚が沈下し橋桁が変形したことから、橋長約百七十㍍の橋を架け替える工事を同年から実施している。
当日、現場では、廣野組の皆川正順土木事業部工事部次長、現場代理人の那須川剛土木事業部工事部課長らが生徒を案内し、工事内容や仕事の魅力、建設業の役割などについて説明した。
生徒は興味深そうに現場を眺め、建設業のスケールの大きさを体感。「土木に興味があってインターンシップ先に廣野組を選んだ。初めて工事現場に入ったけれどすごいと思った」「高原大橋は台風で大きな被害を受けた橋と聞いて、自然災害の恐ろしさと、橋を架け替えてみんなを通れるようにする建設業の大切さを実感した」などと話していた。
(学校 2018-09-12付)
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