岩見沢農業高で学校キャラバン　建設業への興味関心高め　卒業生４人が仕事内容紹介

（学校 2018-09-20付）

ＩＣＴ建機の試乗などを体験した

　【岩見沢発】開発局と空知建設業協会による学校キャラバンが十一日、岩見沢農業高校（畠山佳幸校長）で開かれた。農業土木工学科の一年生三十六人が参加。実際に建設業界で活躍している卒業生による仕事紹介のほか、ＩＣＴを活用した建機・測量機器の体験を通して、建設業に対する興味・関心を高めた。

　建設業への就労者や建設業の理解者・応援者を増やすべく、若者に業界の魅力とやりがいを知ってもらおうと昨年度から行っているもの。

　これまで、美唄尚栄高校で二回開催している。

　この日、建設業に入職した同校卒業生四人がそれぞれの仕事内容を紹介。やりがいとして、現場が完成したときの達成感や、ＩＣＴをはじめ様々なことにチャレンジできる喜びを伝えた。

　生徒は、仕事での心構えやリフレッシュ方法などについて質問。卒業生は、高校時代を振り返りながら「学校生活を楽しみ、勉強も頑張って」「学科の授業を大切に」などとアドバイスを送った。

　続いて、奈井江町の建設企業・㈱砂子組の担当者が今月道内を襲った台風２１号と北海道胆振東部地震をテーマに説明した。

　発注者と民間業者が連携して復旧作業に当たっていることを紹介し、「皆さんも自分にとってかっこいいと思える仕事に就いて」と呼びかけた。

　このあと生徒は、ＩＣＴバックホーの試乗やトータルステーションによる測量を体験。カメラや音声機能が備わったスマートグラスの実演を見学するなど、最先端の技術を体感した。

(学校 2018-09-20付)