道教委 渡島管内CS推進協議会 既存の取組を整理・活用 伊達市教委・櫻井氏が講話(道・道教委 2018-09-14付)
CSの活動充実に向けて理解を深めた
【函館発】道教委は八月下旬、渡島合同庁舎で渡島管内コミュニティ・スクール(CS)推進協議会を開いた。渡島教育局主管。幼・小・中・高校の教職員や市町教委の指導主事など三十一人が参加。CSの制度内容に関する説明や実践発表のほか、道CSアドバイザーで伊達市教委教育部参与の櫻井貴志氏が講話。「既存の取組などを整理し、活用する方法を協議してほしい」と呼びかけた。
協議会は、本道におけるCSの取組充実を図るため、事例発表や協議などを通して、適切な理解を図るとともに、効果的な運用と地域との連携・協働体制の確立を目的に開催したもの。
はじめに、道教委義務教育課子ども地域支援グループの吉村公孝主査がCSの制度内容や本道の導入状況と成果を説明。学校運営協議会の役割については、「校長が作成する学校運営の基本方針を承認する」「学校運営について意見を述べることができる」「教員の任用に関して、教育委員会の規則に定める事項について意見を述べることができる」の三点を挙げた。
その上で、CSの導入・推進のポイントとして、「学校と地域の連携・協働体制の整備」「学校・家庭・地域が子育ての目標を共有する」「承認された学校運営の基本方針に基づく」の三点を示し、地域に開かれた学校づくりを進めるよう求めた。
つぎに、櫻井氏が「CS導入による地域とともにある学校づくり」をテーマに講話した。櫻井氏は「運営協議会の導入で何か新しいことを始めようということではない。既存の取組などを整理し、活用する方法を協議してほしい」と呼びかけた。そのほか、運営協議会とPTAのかかわり方や協議の進め方について助言した。
櫻井氏はまとめとして、「各地域や校種によって取組・実情は様々。あせらずに取り組んでいってほしい」と呼びかけ、今後の取組に期待を寄せた。
続く実践発表では、八雲町教委の本庄伯幸指導主事と松前町立小島小学校の中島直哉校長がCS導入における取組の成果と課題について発表した。
(道・道教委 2018-09-14付)
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