ビラッシュ教授が道庁訪問 アルバータ州は“真の友” 高橋知事 さらなる交流拡大を(道・道教委 2018-09-19付)
ビラッシュ教授(左から3番目)と高橋知事(左から4番目)ら
在エドモントン日本名誉総領事に就任したカナダ・アルバータ大学のオレンカ・ビラッシュ教授が十三日、道庁本庁舎を訪れ、高橋はるみ知事、道教委の佐藤嘉大教育長らと会談した。高橋知事はビラッシュ教授の北海道教育の充実に向けたこれまでの取組に謝意を示したほか、今後の北海道とアルバータ州における交流拡大に向け、あらためて協力を呼びかけた。
北海道とアルバータ州は昭和五十五年に姉妹提携を締結。平成十二年には、北海道・アルバータ州姉妹提携二十周年を記念し、H―TEP(北海道・カナダアルバータ州英語教育プログラム)の共同開発・推進について基本合意を結んでいる。
翌十三年には、「道教委とアルバータ大学との協同に関する覚書」を締結し、以後、二年または一年おきに更新している。
北海道大学の姉妹校・アルバータ大学のビラッシュ教授は、道内の小・中学校、高校の教諭やALTを対象にした道教委主催の各種研修事業において講師を担当。自身で考案した英語教授法「B―SLIM理論」に基づく指導法などを伝えている。
ことし三月には、道とアルバータ州との姉妹州交流に長年にわたり携わっていることが認められ、在外公館が設置されていない地域で日本・国民の利益の保護、外国との文化交流の促進などを図る日本名誉総領事に就任した。
この日は、道から高橋知事、総合政策部国際局の中島俊明局長、道教委から佐藤教育長、岸小夜子学校教育局長、日加友好北海道議会議員連盟から村田憲俊会長、冨原亮幹事長、笠井龍司事務局長が出席した。
高橋知事は、六日に発生した北海道胆振東部地震を踏まえ、世界の各国・地域と友好親善を深めながら、地域の活性化をさらに深めていくことの重要性を強調した上で、あらためてビラッシュ教授のこれまでの取組について謝意を示すとともに、「今後も様々な形で北海道とアルバータ州の交流拡大に力添えを」と求めた。
ビラッシュ教授は、長い歴史のある北海道とアルバータの友好関係にふれ「幸せなときだけでなく、困難なときに助け合える関係こそが“真の友”と言える。その意味でアルバータ州は北海道の真の友人である」と述べた。
(道・道教委 2018-09-19付)
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