【解説】道内専門学校生の意識調査

（解説 2018-09-28付）

　道私立専修学校各種学校連合会は、「三十年度専門学校在学生の意識調査」の集計結果をまとめた。道内の専門学校に在籍する学生一千三百六十人を対象に調査。専門学校を決める動機付けとなった理由について、「希望する職業に就職できる」と回答した割合が三四・七％で最も高かった。

　専門学校への入学が増加している現状や入学者の入学経緯、現在の自分の認識、学生生活などについて把握することを目的に、ことし四月上旬から五月下旬の期間に調査したもの。道内の専門学校の二年生一千三百六十人を対象に実施した。

　回答した学生のうち、各学科の分野内訳は、工業が一六・六％、農業が二・二％、医療が二六・一％、衛生が一一・〇％、教育・社会福祉が一七・七％、商業実務が一五・六％、服飾・家政が二・二％、文化教養が八・六％。

　調査結果をみると、専門学校を決める動機付けとなった理由について、「希望する職業に就職できる」と回答した割合が最も高い三四・七％。次いで、「希望する資格が取得できる」（三四・三％）、「希望する技術が身に付く」（一三・九％）、「希望する学習ができる」（一〇・三％）の順で高かった。

　「高校時代と比べて、専門学校での学生生活は充実していると思うか」の問いに対して、「大変充実している」と回答した学生の割合が三七・三％で最も高かった。

　また、高校時代の授業と専門学校の授業内容の比較について問う質問では、「難しいけれど理解できる」と回答した割合が三六・八％で最多。

　次いで、「まあまあ（普通）だと思う」（三五・〇％）、「理解しやすい」（一三・〇％）、「難しくて理解しにくい」（一二・〇％）の順となった。

(解説 2018-09-28付)