農業高校の魅力を発信！　道内６ヵ所で食彩フェア開催

（関係団体 2018-10-12付）

　道高校長協会農業部会（畠山佳幸部会長）は六日、道内のイトーヨーカドー六店舗でさんフェア２０１８「農業高校食彩フェア」を開いた。アリオ札幌店の会場では、岩見沢農業高校など十二校から生徒百人が参加。野菜類や花類などの販売を行ったほか、ジャムづくりやケーキデコレーションなど様々な体験教室を開き、来場者に農業高校の魅力を発信した。

　農業高校食彩フェアは、農業高校の教育内容を広く道民にＰＲするとともに、地域と密着した農業教育を実践し、将来の「食」と「観光」産業のスペシャリスト養成を図ることをねらいに十七年度から実施しているもの。ことしで十四回目を数える。

　本年度は、アリオ札幌店、イトーヨーカドー旭川店、帯広店、北見店、釧路店、函館店の六店舗で開催。うち、アリオ札幌店には、岩見沢農業、新十津川農業、当別、美唄尚栄、余市紅志、静内農業、倶知安農業、真狩、ニセコ、留寿都、壮瞥、とわの森三愛の高校十二校から生徒百人が参加した。

　会場には「食」と「彩」の二つの販売コーナーや「見て、やって、味わって楽しむ」体験・実演コーナーを設置。

　「食」の販売コーナーでは、ジャガイモ、タマネギ、トウモロコシなどの野菜類八十九品目をはじめ、牛乳、チーズ、ソーセージ等の加工品四十二品目、精肉三品目など、生徒たちが生産した商品を数多く陳列した。

　「彩」の販売コーナーでは、シクラメンや寄せ植えなどの花類二十四品目を店頭いっぱいに並べた。

　生徒たちは「いらっしゃいませ」「いかがですか」などと大きな声で接客し、来場した地域住民や観光客などと積極的にコミュニケーションを図りながら熱心に商品を売り込んでいた。

　体験・実演コーナーでは、ジャムづくりやケーキデコレーションなどの様々な体験教室のほか、ドライフラワーアレンジメント教室も実施。生徒が指導を担当し、いずれも多くの家族連れなどで賑わった。

　また、本年度新たな取組として、各参加校の実習の様子を会場に設置してある大型スクリーンで上映。訪れた来場者にそれぞれの教育内容をＰＲした。

(関係団体 2018-10-12付)