高校教育アクション・プログラム―道教委 実施期間は5年間に 年度内の策定目指す(道・道教委 2018-10-12付)
道教委は、仮称・道高校教育アクション・プログラムの策定に向けた検討を開始した。道教育推進計画に掲げる高校教育に関する施策を着実に推進するための具体的な実施計画として位置付け、策定に当たり骨子案を作成。実施期間は、道教育推進計画と整合性を図るため、三十年度を含む五年間とした。年内には、関係団体等に対して素案を提示し、意見照会を行い、年度内の策定を目指して準備を進める。
道教委は、十八年に新たな高校教育に関する指針を策定。二十八年にまとめた検証結果報告書を踏まえ、ことし三月に、これからの高校づくりに関する指針を策定した。旧指針の第二・四・五章で示されていた内容については、ことし三月に策定した道教育推進計画に位置付けられていることから、その施策や取組の体系的な整理などについては教育推進計画に委ねるため、アクション・プログラムには含まれない。
生徒にこれからの社会を生き抜く力を定着させるため、高校教育の質の確保・向上を図る必要があることから、仮称・道高校教育アクション・プログラムの策定に向けた検討を開始。道教育推進計画に掲げる高校教育に関する施策を着実に推進するための具体的な実施計画として位置付け、年度内を目途に策定することとした。
骨子案は、本道における高校教育の現状と課題や高校に求められる教育などを踏まえ、①活力と魅力のある高校教育の推進②信頼に応えるための学校運営の改善③教育環境等の整備―の三章立てで構成。
第一章「活力と魅力のある高校教育の推進では」、これからの時代に求められる資質・能力の育成や豊かな人間性の育成、健やかな体の育成などを掲げた。
第二章「信頼に応えるための学校運営の改善」においては、養成・採用・研修を通じた資質・能力の向上や学校運営の改善を提示。
第三章「教育環境等の整備」では、生徒の修学に対する支援や地域の教育力の活用、入学者選抜の改善について示している。
実施期間については、道教育推進計画と整合性を図るため、三十年度を含む五年間と設定。年内には、関係団体等に対し、素案を提示し、意見照会を行う予定。
(道・道教委 2018-10-12付)
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