連携・協働体制を確立 道教委が後志管内CS推進協議会 
(道・道教委 2018-10-16付)

後志CS推進協議会
提言や講話などを通じ、CS充実に向け研鑽を積んだ

 【倶知安発】道教委は九月二十七日、共和町生涯学習センターでコミュニティ・スクール(CS)推進協議会を開いた。後志教育研修センター主催の「学校と地域をつなぐ社会教育」研修講座を兼ねて開催。管内の市町村教委職員、教職員、学校運営協議会委員など約四十人が参加し、提言や講話などを通して、管内におけるCSの充実に向けて研鑚を積んだ。

 協議会は、CSの制度の理解を図るとともに、その効果的な運用および地域との連携・協働体制の確立に資することを目的として開催したもので、後志教育局が主管。

 冒頭、後志教育局の輕部恭子教育支援課長があいさつ。「学校と地域との連携・協働体制を組織的・継続的に確立する観点から、CSの導入を積極的に推進してもらいたい」と呼びかけた。

 続いて、道教委義務教育課の石田貴宏主査がCSの制度・導入状況と成果について説明したほか、岩見沢市青少年センターの吉永洋所長が岩見沢市立光陵中学校の事例をもとにCSの導入・取組の成果と課題について提言。吉永所長は「CSは導入することが目的ではなく、どのように活用して学校と地域が連携・協働するかが重要」と話した。

 熟議の体験を行ったあと、協議会のまとめとして道CSアドバイザーの中田美知子氏が「地域とともにある学校づくり―CSの魅力と必要性」と題して講話。CSの魅力として、「学校・家庭・地域が継続的に連携・協働する仕組みができる」「地域の方々の協力を得ることで、学校の教育活動が充実する」「地域の方々が活躍し、地域に愛着をもつ子どもが育つことにより地域が活性化する」を挙げた。

 参加者からは、「これからの取組の方向性が見えてよかった」「勤務校における今後のCS導入に向け、具体的なイメージをもって取り組んでいきたい」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2018-10-16付)

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