インターンシップ協力を　経済関係３団体へ要請―道教委

（道・道教委 2018-10-17付）

道教委の山本高校教育課長（左）が、道建協の渡部常務理事に要望書を手渡した

　道教委は十五日、経済関係三団体に対し、来春卒業予定者の雇用促進、本年度のインターンシップの協力要請を行った。山本明敏高校教育課長が各団体を訪問。北海道建設会館では、道建設業協会の渡部明雄常務理事に対し、高校生インターンシップ推進事業や雇用促進の協力を求めた要望書を提出した。

　道教委では、生徒に望ましい勤労観や職業観を育むため、各学校における進路指導の改善・充実を進めており、各教育局の進路相談員の活用や「進路だより」による学校への情報提供、道経済部と連携した労働に関する講義の実施など、高校生の就職支援の一層の充実に努めている。

　道教委の山本高校教育課長と岩館良伸高校教育課指導主事が経済関係三団体を訪問。道建設業協会では、高校生を対象としたインターンシップや職場見学の一層の推進、職場情報の提供を求める要望書を道建設業協会の渡部常務理事に手渡した。

　渡部常務理事は「インターンシップや職場見学会は、一層の入職につながる良い機会」と述べ、道教委に協力することを約束。雇用促進については「社会情勢に合わせ高校生の意識も変化しているので、しっかりと情報提供を行い、ミスマッチを減らしたい」と回答した。

　意見交換会では、離職の問題や、高校生に求める能力について話し合った。保護者を含めたマッチングの必要性を確認し、双方で離職改善に向けた取組を推進していくこととした。

(道・道教委 2018-10-17付)