教育力向上へ研鑚深化　宗谷管内教育研究大会礼文大会等開く　４００人参加し、講演・講座など

（関係団体 2018-10-17付）

宗谷の教育の発展に向けて教育力向上を図った

　【稚内発】第六回宗谷管内教育研究大会礼文大会・第四十五回宗谷複式教育研究大会礼文大会・三十年度礼文町教育研究大会が九月下旬の二日間、礼文町内で開かれた。管内から教職員など延べ四百人が参加。公開授業や研究発表・研究協議、講演会などを通して研鑚を積み、管内一丸となって教育力の向上を目指した。

　初日は、礼文町立香深中学校と礼文小学校で、音楽、英語、道徳、算数の公開授業と研究協議を展開した。

　二日目は、香深中、礼文小、香深井小学校、船泊中学校、船泊小学校で公開授業と研究発表・研究協議を行ったあと、礼文町町民活動総合センター「ピスカ２１」で全体会を開いた。

　大会実行委員長を務める枝幸町立枝幸小学校の今野亘校長があいさつ。「本大会は、私たちの先輩が宗谷での学び合いを通じて教師力を向上させる研究の場として大切にしてきたもの。これからも、この思いを消すことなく学び合いを続けていかなければならない」と強調した。

　また、大会が初めて離島での開催となったことについてふれ「礼文の教育を管内に発信したい、子どもたちの頑張る姿をみてほしいという先生たちの思いが実現した大会。礼文の子どもたちや先生たちにとっても貴重な大会となることを期待している」などと呼びかけた。

　続いて、宗谷教育局の宮岡孝博局長と礼文町教委の山形浩委員長が来賓あいさつ。

　宮岡局長は「本大会の成果が皆さんの指導力向上につながることはもとより、各学校における校内研修と関連させ、学校全体で取り組む日常の授業改善につなげていただくようお願いする」と述べ、大会の成果に期待を寄せた。

　このあと、全国ｗｅｂカウンセリング協議会の安川雅史理事長が「ネットトラブル・ネットいじめから子ども達を守る」、ＮＰＯ授業づくりネットワークの石川晋理事長が「学級集団づくり」、㈱ゆめかなの石川尚子代表取締役が「生徒指導に活かすコーチング」、道立教育研究所企画・研修部の竹見純主査が「外国語活動のアクティビティ」と題して、それぞれ講座・講演を行った。

(関係団体 2018-10-17付)