道社会教育研究大会後志大会開く 生涯学習の在り方考える 地域資源や特性生かし活性化(関係団体 2018-10-17付)
全道各地から約450人が参加した
【倶知安発】第五十八回北海道社会教育研究大会(後志大会)兼全国社会教育委員連合北海道ブロック大会が十二日から二日間、留寿都村ルスツリゾートで開催された。「地域資源や特性を生かした地域の活性化と社会教育活動~社会教育委員が今なすべきこと」のテーマのもと、基調講演や分科会を実施。全道各地から社会教育委員や社会教育関係者約四百五十人が集い、今後の社会教育と生涯学習の在り方を考えた。
道社会教育委員連絡協議会(大島峰夫会長)、全国社会教育委員連合(鈴木眞理会長)が共催。
開会式では主催者を代表して全国社会教育委員連合の馬場祐次朗副会長・常務理事と、道社会教育委員連絡協議会の岩野真志副会長がそれぞれあいさつ。
馬場副会長は「社会教育行政には教育・学習を通じた地域課題の解決という重要な役割等が求められており、まさしく社会教育の出番」とした上で、「各地域における社会教育活動の実践をもとに議論を深め、地域の活性化に資する社会教育の新しい方向性を探っていただきたい」と訴えた。
岩野副会長は「社会教育を進める基盤は市町村にある。どのような声をどのように行政に届けていくのかに重要な意味がある」と地域と住民をつなぐ役割を指摘。「社会教育は教育の重要な一分野。各世代の有意な人材を育む一翼を担っているという自負心をもち、人づくりの使命を果たさなければならない。講演や分科会での交流を通して人をつくり、地域をつくるあすの社会教育活動への一助となる二日間となるように」と決意とともに、大会趣旨を説明した。
その後、留寿都村の場谷常八村長、道教委の佐藤嘉大教育長(代理・原光宏後志教育局長)が来賓あいさつ。
場谷村長は「各分野で活発に議論を重ね、地域の魅力づくりの施策に反映させるような意見が交わされることを期待する」、原局長は「昨今、地域コミュニティの機能低下が指摘されている。皆さんにはこれまで以上に地域の方々の橋渡し役を果たし、今後ともまちづくり、人づくりへ貢献することを期待する」とあいさつした。
開会式終了後は、永年勤続功労者社会教育委員表彰式、特別講演、基調講演を実施。
特別講演は、ニセコ町でアウトドアスポーツに対するサービスなどを提供する(株)NAC代表取締役のロス・フィンドレー氏が「教育として地域のSustainability」、NPO法人子どもの未来・にじ色プレイスの安田香織代表理事が「未来へつなぐ~こどもの居場所を通して」と題して、それぞれ自身の経験を通した知見を語った。
二日目は分科会を行った。
「時代の変化に対応した社会教育活動」「家庭の教育力の再構築と支援の在り方」「学校教育と社会教育の関わり方」などのテーマで六分科会を実施。それぞれきたんのない意見を出し合い、社会教育活動の充実に向け研鑚を積んだ。
(関係団体 2018-10-17付)
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