特別支援学校再編など 道特長等3団体が道教委へ要望(関係団体 2018-10-19付)
道特別支援学校長会(宮崎真彰会長)、道特別支援学校副校長・教頭会(柏木拓也会長)、道公立学校事務長会(阿部雅一会長)は、道教委に対して、『三十一年度道文教施策に関する要望書』を提出した。「各地域におけるインクルーシブ教育の進展」や「特別支援学校の再編」などを求めた。
要望事項は、①本道のインクルーシブ教育の推進に関する事項②特別支援学校の教育の充実に関する事項③教職員の資質向上および専門性の確保に関する事項④施設設備や教育環境の整備に関する事項⑤管理職も含めた職員の業務の適正化および管理職候補者の育成に関する事項⑥その他―の大項目六項目のもと、小項目三十五項目に及ぶ。
小項目のうち、重点要望事項として「各地域におけるインクルーシブ教育の進展」「特別支援学校の再編」など九項目、新規要望として「教育実習制度の改善」「期限付教員等の安定的な確保」など四項目を挙げた。
道教委と三団体は、二十五日に教育懇談会を開き、意見交換を行う。
『三十一年度道文教施策に関する要望書』の要望事項はつぎのとおり。
1 本道のインクルーシブ教育の推進に関する事項
(1)各地域におけるインクルーシブ教育の進展―重点
(2)適切な学びの場の決定の促進と充実
(3)交流および共同学習の推進
(4)中学校における特別支援教育の理解促進と適切な進路指導の推進
(5)高校における特別支援教育の推進
(6)合理的配慮対応マニュアルの作成
2 特別支援学校の教育の充実に関する事項
(1)特別支援学校の再編―重点
(2)乳幼児・幼児教育の充実
(3)特別支援学校高等部の在り方の検討―重点
(4)センター的機能のより一層の充実を図るための施策の推進―重点
(5)関係機関と連携した進路支援方策の推進―重点
(6)特別支援教育就学奨励費制度の堅持および拡充
(7)学習指導要領改訂にかかわる学校への支援
(8)修学旅行等の引率者数の増
(9)スクールカウンセラーおよびスクールソーシャルワーカー活用事業の拡充
(10)安心・安全なスクールバス運行体制の確保
3 教職員の資質向上および専門性の確保に関する事項
(1)教員の資質向上
(2)専門性向上のための研修事業の充実および校内研修への支援―重点
(3)寄宿舎指導員、実習助手、介護員の研修の充実
(4)事務職員の資質向上に向けた研修機会の確保と研修内容の充実
4 施設設備や教育環境の整備に関する事項
(1)給食関連の施設設備の整備と予算の確保
(2)校舎や寄宿舎の改修等の計画的な推進―重点
(3)校務支援システムにかかる環境の充実
(4)ICTを活用した教育の充実―重点
(5)学校管理運営予算の確保
(6)危機管理対策にかかる予算の充実
5 管理職も含めた職員の業務の適正化および管理職候補者の育成に関する事項
(1)ミドルリーダーや管理職候補者の育成
(2)管理職の待遇改善―重点
(3)副校長、教頭の業務の適正化
(4)変形労働時間の対象業務の拡大
6 その他
(1)人事評価制度の改善
(2)教育実習制度の改善―新規
(3)期限付教員等の安定的な確保―新規
(4)障がいのある教職員の働きやすい条件整備―新規
(5)新スクールネットの使用にかかわる環境の充実―新規
(関係団体 2018-10-19付)
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