安全・安心な学校など求める　道教組中央委員会で特別決議を採択

（関係団体 2018-10-19付）

　道教組の第三十一回中央委員会では、「子どもたちに安全・安心な学校、豊かな学び、平和な未来を！」と呼びかける特別決議を採択した。

　特別決議では、北海道胆振東部地震発生時に「行政・学校・教職員の対応に様々な課題が浮き彫りになった」と指摘。「道教組は、道内の被害状況などを調査・集計し、今後も道教委や関係部署に子どもたちの安全・安心の確保、教職員の震災対応の改善を働きかける」との姿勢を示した。

　新学習指導要領について、「国や財界の意に沿った人材を育成することを目指し、憲法改悪と一体に進められている」などと批判。「全面実施に向け、職場の教職員とともに、学力テスト体制やゼロトレランス・○○スタンダードの弊害を取り除き、子どもたちの豊かな成長・発達を保障する教育に本気で取り組もう」と提起している。

　さらに、「すべての単組・連絡会が早い時期に組合員と綜合共済の現勢回復を目指し、多くの教職員に声をかけ、新しい仲間を迎え、教育を子どもたちの手に取り戻すためのたたかいを大きく前進させよう」と呼びかけている。

(関係団体 2018-10-19付)