道教委・高大連携新規事業 英語学習の意欲を向上 高校生が北大で講義受講等(道・道教委 2018-10-23付)
道教委と北海道大学は十七日から三日間、北大キャンパス内の学生交流ステーションなどで「Hokkaido Study Abroad Program 2018」を初開催した。道立高校の一・二年生二十八人が参加し、英語による留学生との交流や講義の受講、研究室訪問などを体験。参加生徒は「英語と北大に対する視野が広がり、今後の人生設計が豊かになった」などと感想を述べ、国際理解や英語学習への意欲を高めている様子だった。
道教委が北大と連携して取り組む本年度の新規事業「Hokkaido Study Abroad Program」は、「道立高校の生徒の大学への派遣・交流」「留学生の道立高校への派遣・交流」の二種類の事業で構成。
今回は前者で、英語によるコミュニケーション力の向上、国際的な視野の育成、海外と積極的に交流する意欲の向上を図ることを目的としている。
道立高校十三校の一・二年生二十八人が参加した。
初日の開会式では、道教委の赤間幸人学校教育局指導担当局長があいさつ。今後、ますます英語力やコミュニケーション力が求められる時代が来るとし「失敗を恐れずにチャレンジし、国際交流や英語学習への意欲を高めてほしい」と期待した。
続いて、北大の入試制度や英語プログラムに関して説明。
北大学生によるキャンパスツアーを行ったあと、在札幌米国総領事館広報文化交流部の牛丸由恵情報資料補佐官がワークショップを行い、大使館と領事館の役割や自身の留学経験を語った。
二日目は、英語での講義体験や海外留学生との交流事業を実施した。
交流事業では、参加生徒が自校や地域の魅力について、留学生が自国の風土や文化について、相互に英語で発表。自作のイラストで学校の様子を伝える生徒、得意の楽器を披露する生徒の姿もあり、終始活発に交流した。
三日目は、理学部研究室の訪問や北大総合博物館ツアーを実施。
参加生徒からは「英語、北大に対する視野が広がり、今後の人生設計が豊かになった」「北大で学びたいという思いがさらに強まった」などと感想が寄せられた。
(道・道教委 2018-10-23付)
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