ＳＮＳ相談体制検討事業連絡協―道教委　次年度以降の継続提案　「ほっとLINE」実施状況

（道・道教委 2018-10-24付）

今後の相談体制の方向性を協議した

　道教委は十九日、道庁別館で第二回ＳＮＳを活用した相談体制の検討事業連絡協議会を開いた。ＳＮＳを活用した相談窓口「高校生のためのどさん子ほっとＬＩＮＥ」の実施状況を報告し、今後の相談体制の方向性を協議。出席者からは、事業の成果を踏まえ、次年度以降も継続して実施することを提案する声があった。

　若年層の主要なコミュニケーションの手段であるＳＮＳによる双方向の相談事業を実施し、効果的な相談体制の構築に向けた検討を図るもの。教育関係団体、道警、児童相談所などから十四人が出席した。

　はじめに、齊藤順二学校教育局参事（生徒指導・学校安全）が、ことし夏に開設した相談窓口に九百件を超える相談が寄せられたことなどを伝え「成果と課題、今後の方向性について、きたんのない意見を」と呼びかけた。

　相談対応状況の報告に続き、事業の委託業者が相談事例をもとにＬＩＮＥを活用した相談技法について説明。

　意見交換では、アンケートによる利用者の満足度が高かったことなどから「次年度も継続して実施してはどうか」などの意見が述べられた。一方、「ＳＮＳは子どもたちにとって使いやすいツールだが、顔が見えない難しさもある」などの声もあった。

(道・道教委 2018-10-24付)