道社会貢献賞(私学教育功績者) 受賞者の功績概要
(道・道教委 2018-10-24付)

 道が決定した三十年度道社会貢献賞(私学教育功績者)受賞者の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=

▼梅田楷宗(雪嶺学園理事長、くりの木幼稚園園長)

 教諭として葛生高校(現青藍泰斗高校)、愛国学園高校に勤務後、雪嶺学園理事、めばえ幼稚園園長を経て、現在はくりの木幼稚園園長および同法人理事長として、永年にわたり幼児教育の充実と発展に貢献している。

 書道師範として園児に書道の指導を行う情操教育に力を注ぐほか、「強いからだと豊かな心を育てる」を教育目標に掲げ、園児の心身の健全な発達に力を注ぎ、明るく情緒豊かな子どもを多数輩出している。

 また、道私立幼稚園協会の委員・旭川支部参与等を歴任するなど、幼児教育の研鑽を重ね、地域をけん引するなど、本道の私学教育および幼児教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼大西修夫(北海学園理事、北海学園札幌高校校長)

 札幌商業高校(現北海学園札幌高校)の教諭を経て、現在は同校校長、学校法人北海学園理事として、永年にわたり高校教育の充実と発展に貢献している。

 北海学園大学教職課程と共同開発した、道内初の高大連携事業となるインターンシップによるチューター派遣教育システムの構築や、予備校と協定を結び、進学指導・サテライト授業を実施するなど、全国に先駆けたプランを取り入れ、卓越した企画力、指導力によって、進路指導や学力向上に大きく貢献した。

 また、部活動を通じ、北海道はもとより全国の高校体育・文化活動の振興に尽力するとともに、道私立中学高校協会研修部会委員や札幌支部監事を歴任するなど、本道の私学教育および高校教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼越塚宗孝(札幌国際大学前理事、札幌国際大学前学長、札幌国際大学短期大学部前学長)

 静修短期大学(現札幌国際大学短期大学部)助手、講師、助教授、教授、札幌国際大学教授を経て、同大学・同短期大学部の副学長となり、平成二十六年四月から四年間は学長として、永年にわたり高等教育の充実と発展に貢献した。

 観光学や地域政策にかかる教育、研究に努め、創成期からの観光教育の礎を築くとともに、大学および短期大学部の運営に手腕を発揮し、教育の質の保証に尽力した。

 また、私立大学退職金財団評議員など私学関係団体の役員のほか、日本高等教育評価機構評価員を歴任するなど、本道のみならず全国的な見地からも私学教育および高等教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼須藤美紀子(市村学園理事、芦別みどり幼稚園園長)

 芦別みどり幼稚園の教諭、主任を経て、現在は同園園長および学校法人市村学園理事として永年にわたり幼児教育の充実と発展に貢献している。

 「みんなで仲良くあそべる子」「元気に明るく挨拶ができる子」「粘り強く最後までがんばる子」を重点目標に掲げ、健やかな身体や豊かな心、基本的生活習慣、社会ルールの基礎を培いながら、子どもたちにとって楽しい幼稚園・地域から愛される幼稚園づくりにまい進し、芦別市内唯一の幼稚園として明るく元気な子どもを多数輩出している。

 また、道私立幼稚園協会役員、芦別市社会教育委員会委員長や道私立学校審議会委員を歴任するなど、本道の私学教育および幼児教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼布川耕吉(布川学園理事長、北海道美容専門学校校長、専門学校エステティックビューティー札幌校長)

 道美容専門学校教員を経て、現在は同校および専門学校エステティックビューティー札幌の校長ならびに学校法人布川学園理事長として、永年にわたり職業専門分野の教育の充実と発展に貢献している。

 この間、美容学の教育、研究に努め、実践的かつ専門的な職業教育を実施するために、企業、団体との連携体制の確保強化を進め、教育の質の向上に努めるなど、即戦力の専門的人材の育成に大きく貢献した。

 また、道私立専修学校各種学校連合会の役員として、職業体験の機会に恵まれない中学生や高校生を対象とした職業講話や職業体験講座を実施するなど、本道の職業教育の振興に努めてきたほか、道私立学校審議会委員を歴任するなど、本道の私学教育および専修学校教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

(道・道教委 2018-10-24付)

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