【解説】9月末少年非行等概況―道警
(解説 2018-10-26付)

 道警本部は、ことし九月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、九月末時点で八百四十五人(うち女子百八十七人)。前年同期比百九人、一一・四%減少した。

 内訳は、刑法犯が百十一人減の七百四十一人(同百七十人)、特別法犯が三人増の百四人(同十七人)。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、一千四百七人、一〇・六%減の一万一千八百二十二人(同三千二百二十人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が六十二人減の四百八十三人で、全体の六五・二%を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが五十一人減の三百四十六人で、最も高い割合(七一・六%)だった。

 また、学職別では小学生が二十九人減の百八十人、中学生が六十七人減の百六十人。小・中学生で全体の四五・九%を占めた。高校生は二十四人増の二百二十四人で、全体の三〇・二%。このほか、その他の学生が九人減の五十九人、有職少年が十七人減の七十七人、無職少年が十四人減の四十人となった。

 特別法犯で検挙・補導された百四人の法令別内訳は、児童売春・児童ポルノ禁止法が八人増の三十六人、軽犯罪法が増減なしの十一人、大麻取締法が四人増の六人などとなった。

 薬物乱用少年の検挙・補導数は、五人増の八人。

 少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が三十人減の二百三人。内訳は児童売春・児童ポルノ禁止法が三人増の百四人、育成条例違反が十三人減の七十七人、風俗営業適正化法違反が八人減の四人などとなった。

 また、被害に遭った少年は六人増の百六十二人で、このうち、児童生徒が百三十七人と、全体の八四・六%を占めた。

(解説 2018-10-26付)

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