目指す方向など共通理解　道教委と道特長会等が懇談会

（道・道教委 2018-10-29付）

特別支援教育の充実・発展に向け、活発に意見を交わした

　道教委と道特別支援学校長会（宮崎真彰会長）、道特別支援学校副校長・教頭会（柏木拓也会長）、道公立学校事務長会（阿部雅一会長）との三十一年度道文教施策に関する教育懇談会が二十五日、道庁別館で開かれた。三団体の要望に対して道教委の各関係課が回答。道内の特別支援教育における教育課題や目指す方向性などについて共通理解を図った。

　道特別支援学校長会など三団体は、各地域におけるインクルーシブ教育の進展など大項目六項目・小項目三十五項目にわたって要望。また、道特別支援学校長会は、①教職員の専門性向上のための研修の在り方②特別支援教育における「生涯スポーツ」につながる運動・スポーツに関する教育活動の充実に向けた取組や支援等の在り方―の二点について提言した。

　懇談会には、道教委から磯貝隆之学校教育局特別支援教育担当局長など十人、三団体からそれぞれ会長をはじめとする役員十五人が出席した。

　開会に当たり磯貝学校教育局特別支援教育担当局長があいさつに立ち、三月に策定した特別支援教育の基本方針のもと、新学習指導要領に向けた円滑な移行や危機管理体制の整備等に向けた施策を推進してきたことを報告。その上で「今後の施策の推進に当たり、これまで以上に校長会をはじめとする関係団体との連携を深めながら本道の特別支援教育の一層の充実を図っていきたい」と話した。

　続いて、三団体を代表して宮崎会長があいさつ。「学習指導要領の改訂はもとより、本道の特別支援教育にかかわる基本方針が策定されたこの時期に文教施策にかかわる協議を行うこの懇談会は大変意義深い」と、有意義な懇談会になるよう期待した。

　このあと懇談に入り、三団体が要望事項の概要を説明。それに対して道教委の関係課が回答した。

(道・道教委 2018-10-29付)