札幌市立学校・園の台風・地震被害 地震分で17・1億見込む 真栄小など3校が各4億超(市町村 2018-11-06付)
札幌市立学校・幼稚園における北海道胆振東部地震および台風21号の被害見込み額が明らかになった。北海道胆振東部地震の被害額は十七億一千百二十九万円、台風21号の被害額は六千九百七十五万円と試算。被害が甚大だった学校は、北海道胆振東部地震でグラウンドに亀裂が生じた真栄小、美しが丘小、西岡中の三校で、いずれも四億円を超える。
九月五日の台風21号の影響で、幼稚園三園、小学校百二十校、中学校四十七校、高校三校、特別支援学校一校の計百七十四校・園で、倒木やプール屋根のビニール破損が生じた。被害総額は六千九百七十五万円にのぼった。
一方、九月六日に発生した北海道胆振東部地震によって、幼稚園三園、小学校百三十九校、中学校六十三校、高校五校、中等教育学校一校、特別支援学校一校の計二百十二校・園が被災した。被害総額は、十七億一千百二十九万円を見込んでいる。
このうち、被害が大きい学校をみると、真栄小では、九千四百六十七平方㍍のグラウンドで地割れが生じたほか、法面流出、地盤沈下が発生した。被害額は、四億一千八百三十五万円と試算している。
美しが丘小では、七千五百三十七平方㍍のグラウンドが陥没し、多数の地割れが発生。被害額は四億一千八百万円となっている。
西岡中では、一万一千二百五平方㍍のグラウンドに亀裂が入った。被害額は、四億二千二百五十万円を見込んでいる。
市教委は現在、グラウンドに被害が生じた三校において、ボーリング調査を進めている。早ければ本年度中に設計を進めるとともに、復旧工法を確定させる方針。来年度に復旧工事に着手する計画だ。
(市町村 2018-11-06付)
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