独自にアウトメディアフォーラム―胆振局　２３日、白老で開催　講演や体験ブースなど

（道・道教委 2018-11-06付）

　【室蘭発】胆振教育局は、局独自の取組として、二十三日に白老町中央公民館で胆振管内アウトメディアフォーラムを開く。親子、保護者、学校関係者、教育委員会職員などを対象に、ネット利用も含めた望ましい生活習慣づくりに向けた講演、パネルディスカッションを実施。会場内には取組を紹介する普及啓発ブースや子ども用の体験ブースを設け、「オール胆振」で取組を発展させていく。

　胆振管内では、ネットの利用状況やネットトラブルがＰＴＡ研究大会の分科会で取り上げられるなど、電子メディアにふれる時間を減らすアウトメディアに関する問題意識が高まりつつある。一方で、保護者自身の学習機会の不足といった課題も挙がっている。

　胆振教育局は、管内関係機関と連携・協力し、オール胆振の取組に発展させていく必要があるとし、家庭教育ナビゲーター養成研修や管内ネットパトロール講習会などを通して人材育成を推進。また、保護者向け学習会やアウトメディア教室を開いているほか、ＰＴＡ等対象のアンケート調査を行っている。

　取組の一環として、二十三日に白老町中央公民館で胆振管内アウトメディアフォーラムを開催。中では、ＮＰＯ法人富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊理事長の早川たかし氏が「大人にこそ必要な“遊び力”“子ども力”」と題して講演する。

　パネルディスカッションでは、旭川赤十字病院小児科部長の諏訪清隆氏、厚真町教委生涯学習アドバイザーの横山守氏、ＮＰＯ法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ事務局長の吉元美穂氏が「電子メディアが心身に及ぼす悪影響から子どもたちを守るために」をテーマに意見を交わす。

(道・道教委 2018-11-06付)