北海道みらい地図完成記念式典―道教委 残し、伝えたいもの表現 来年2月中旬まで展示(道・道教委 2018-11-06付)
半年かけて制作に取り組んだ絵画が姿を現した
道教委は三日、道庁赤れんが庁舎で高校生が北海道の未来を展望して制作した「北海道みらい地図」の完成記念式典を開催した。「北海道に残し、未来に伝えていきたいもの」をテーマに、道高校文化連盟に所属する道内各地の高校生が半年間にわたって制作に取り組み、完成させたもの。大麻高校二年生の志岐瑞生さんが制作報告を行い「これからも、全道各地の美術部員が制作を通じて、創造する力を未来につなげていきたい」と語った。作品は、来年二月中旬まで道庁赤れんが庁舎に展示する。各道立美術館などでも、複製を展示する予定。
道教委は本年度から、北海道命名百五十年を契機として、道内各地の公立・私立美術館が連携して地域の文化の向上と発信を目指す「アートギャラリー北海道」を展開。初年度を象徴するイベントとして、道高文連、日本教育公務員弘済会道支部の協力のもと、北海道の未来の姿を展望する絵画「北海道みらい地図」の制作に取り組んだ。
四月、道高文連に登録する二年生の美術部員二十人がチームを結成し、下絵図案を検討。「北海道に残し、未来に伝えていきたいもの」をテーマに、「絆」「未来への道」を象徴するイメージを決定し、半年間にわたって制作に取り組んだ。
三日開かれた完成記念式では、道教委の山本伸弘委員が「多くの人々がこの絵に込められた思いにふれてもらい、ともに北海道を考える機会となれば」と述べた。
作品を除幕後、北海道の自然や景観、彼方へと続く道を歩む子どもたちを描いた絵画が姿を現し、拍手と歓声が上がった。
大麻高の志岐さんは、制作過程を報告し「思いを共有しながら絆を深める体験は尊い財産となった」と述べた。石狩翔陽高校の伊藤玲奈さんは「未来を担う若い人の力、北海道の自然を未来に残していきたいという思いを、見て感じてほしい」と語った。
(道・道教委 2018-11-06付)
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