十勝局が高校入選説明会開く　ミスのない円滑執行を　１３６人参加し説明・質疑

（道・道教委 2018-11-07付）

制度の変更点や適切な対応などを理解した

　【帯広発】十勝教育局は十月中旬、幕別町内の十勝教育研修センターを会場に三十一年度道立高校入学選抜に関する説明会を開いた。管内中学校・高校・特別支援学校の教諭や教頭など百三十六人が参加。入学者選抜事務の円滑な遂行に向け、制度の変更点や適切な対応などについて理解を深めた。

　はじめに、西川忠克教育支援課長があいさつ。三十一年度の入学者選抜は道立高校への道外からの出願にかかる入学者選抜に対し、道内出願者に影響が出ない範囲で受け入れを拡大することを説明した。

　また、入学者選抜業務のミスの防止について三十年度の実例などを提示した上で、「思い込みや慣れなどを廃して、なすべき確認や点検を確実に行っていれば防げた事例。入学者選抜業務が中学生の将来を左右する責任の重い業務だと認識してほしい」と求め、校内体制の整備や実施マニュアルの見直しを図り、学校の管理体制をつくり上げることを要請した。

　引き続き、中学校と高校の十分な連携について、特別な配慮を必要とする生徒の受験に対する事前協議など、中学校と高校が密接に連携する場面が多くあることを示した。

　特別な配慮を必要とする生徒の受験に対して、「要望に沿えない場合には、特に代替措置の検討を含め、相互の建設的な対話によって、受験者にとっても、保護者にとっても、不安なく受験ができるようお願いする」と呼びかけた。

　このあと、担当職員が「入学者選抜の概要」「個人調査書の作成等」「道立知的障がい特別支援学校高等部入学者選考」「新しいタイプの学校等」などについて説明した。

(道・道教委 2018-11-07付)