道教委など４者が支援活動　子の健全育成目指し　サッカー教室や宿題教室

（道・道教委 2018-11-05付）

大型絵本を読み聞かせる道立図書館職員

　道教委、ＪＡグループ北海道、㈱コンサドーレ、道教育大学は十月二十五日、札幌市内の子ども食堂もくきちなどで四者連携による支援活動を実施した。コンサドーレによるサッカー教室、道教育大の学生による宿題教室などを実施。読み聞かせ活動では、道立図書館職員が大型絵本を朗読し、多くの子どもたちが物語に聞き入っていた。

　道教委、ＪＡグループ北海道、コンサドーレ、道教育大の四者は二十三年十月、北海道の子どもたちの健全な育成を図るため相互協力協定を締結。本年度からは、子ども食堂の運営主体をサポートする連携活動を開始し、道教委が「徳育」、ＪＡグループ北海道が「食育（食農教育）」、コンサドーレが「体育」、道教育大が「知育」を担当している。

　この日、札幌市立信濃小学校グラウンドでコンサドーレ選手によるサッカー教室を開催したほか、子ども食堂もくきちで読み聞かせ活動や道教育大の学生が指導する宿題教室、食事の提供を行った。ＪＡグループ北海道が食材を提供した。

　読み聞かせ活動では、児童や保護者ら二十人が参加した。道立図書館の職員が、食に関する大型絵本を朗読。また、エプロンを舞台にポケットから人形を取り出して演じるエプロンシアターも行い、子どもたちは真剣な様子で聞き入り、物語に没頭していた。

(道・道教委 2018-11-05付)