地域学校協働本部設立へ 家庭でできることは 町教委と十勝局が検討会
(道・道教委 2018-11-16付)

浦幌町教委地域学校協働本部検討会
参加者は具体的方策について考え、協議した

 【帯広発】浦幌町教委と十勝教育局は七日、浦幌町公民館で仮称・浦幌町地域学校協働本部設立住民検討会を開いた。道教委が進める公民館的機能を活用した地域向上モデル構築事業の一環。出席した二十三人は「うらほろの育みアクションプラン」のもと、地域や家庭でできることを議論した。

 検討会は、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支える活動の活性化を図るため、地域住民や各関係団体の取組、放課後事業「オーラポロひろば」など、地域学校協働活動で培った経験を生かしながら課題解決に向けた熟議を行い、意見を反映させることを目的としている。

 はじめに、久門好行教育長があいさつ。小中一貫コミュニティ・スクールを導入して四年目に当たることにふれ「学校教育の輪から広げ、社会教育の側面からも地域学校協働活動に取り組み、学校教育と社会教育の両輪で教育活動を充実させていきたい」と述べた。

 続いて、町教委事務局が設置規定について説明したあと、北翔大学の谷川松芳講師が「浦幌学園目標“ふるさとを愛し、たくましく生きぬく人”を目指すには」と題して講話した。

 谷川講師は熟議について「関係者が話し合いながら具体策を検討し、内容の合意を図りながら取組を一歩前進させる」と目的を示し、今回の熟議では「うらほろの育みアクションプラン」における家庭・地域の役割について話し合うことを示した。

 このあと、谷川講師をコーディネーターに、出席者が熟議。四班に分かれて「放課後や長期休暇中に子どもたちが学べる環境をつくる」「子どもにとって安心・安全な地域をつくる」「目標をもって頑張る子どもの応援団になる」「授業にかかわる地域の人材として学校を支援する」など七点を主題に意見を交わした。

(道・道教委 2018-11-16付)

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