建設業の一端に触れる　共和町西陵小が建設現場体験　柏村・茅沼建設工業と連携

（学校 2018-11-21付）

　【倶知安発】共和町立西陵小学校（氏家裕子校長）は十五日、泊村の建設業者・茅沼建設工業㈱と連携して四年生を対象とした体験学習を行った。児童たちはレンガを使ってアーチ橋をつくったほか、建設機械の見学や試乗を通して建設業の一端を知る貴重な時間を過ごした。

　体験学習は、日ごろ世話になっている地域への恩返しとなる活動を検討していた茅沼建設工業が同校と連携して実施。

　開発局小樽開発建設部岩内道路事務所が、活動場所の提供などで協力した。

　活動には、同校の四年生八人が参加。茅沼建設工業の松田隆志部長が体験学習の内容や流れについて説明したあと、岩内道路事務所の蜷川浩一所長が「道路を守ったり、つくったりする土木の技術を体験してほしい」とあいさつした。

　職員と作業員によるデモンストレーションに続き、児童たちが二班に分かれてアーチ橋づくりに挑戦した。

　一橋当たり大・小合わせて四十七個のレンガを並べ、水分を含んだ砂で目地を埋めたあと上から木槌でたたき、仕上げ作業を行ってアーチ橋が完成した。

　児童たちは出来上がった橋の上を歩き、強度を確認。「意外と頑丈」「少し怖いが楽しい」などと話していた。

　このほか、建設機械の見学・試乗やヘリウムガスを使った泡実験も行った。

　児童たちは、様々な体験活動を通して建設業の概要を知る貴重な時間を過ごした。

(学校 2018-11-21付)