標津町川北中インターンシップ　将来への考え深める　建設会社等で仕事体験

（学校 2018-11-22付）

　【根室発】標津町立川北中学校（岩﨑摂也校長）は十五日から二日間、職業体験学習（インターンシップ）を行った。二年生十八人が建設会社や飲食店、旅館、郵便局などを訪問。うち、地元川北地区の建設業・㈱上田組（上田光夫社長）では、弓場秋良君と加藤大輝君が工事現場見学や重機試乗、測量、ドローン体験などを行い、自身の将来について考えを深めた。

　上田組ではこれまで、標津高校のインターンシップに協力しており、今回初めて中学生を受け入れることとした。

　初日、二人は町内の国道改良工事の現場を見学した。工事概要について説明を受けたほか、建設業についてのディスカッション、ＣＡＤによる図面作成、ＧＰＳ機器による測量も体験した。

　二日目は、道道の改良や防雪柵設置工事の現場で施工状況を見て回った。

　バックホーやタイヤショベルの試乗、ドローンによる写真撮影を行い、建設業の仕事について理解を深めた。

　道道上武佐計根別線改良工事事務所の久保真悟所長は「ドローンの操作を教えたらすぐに覚えて自由に操っていたので驚いた。写真アルバムをパソコンで制作したが、文字を書き入れたり枠を付けたりと発想力を生かして丁寧な作業を行っていた。将来はぜひ、建設会社の門を叩いてほしい」と評価した。

　加藤君は「ドローンはとてもスピードがあり俊敏に動くので楽しかった。大きな橋もミリ単位で管理すると聞き、難しさを感じた。建設業は道路をつくったり橋を直したりして、人の役に立つ仕事だと思った」と笑顔で話していた。

(学校 2018-11-22付)