高校生建築デザインコンクール 函館工業高・紺谷さんと中谷君 特別賞の受賞たたえる(学校 2018-12-12付)
【函館発】道が主催している高校生建築デザインコンクールの賞状伝達式が十一月三十日、函館工業高校(小幡圭二校長)で執り行われた。表谷吉恭渡島総合振興局函館建設管理部長が同校を訪問。特別賞を受賞した生徒二人に表彰状と記念品の楯を手渡し、二人のさらなる精進を期待した。
コンクールは、建築技術者を志す高校生の勉強の励みとし、若年層の育成と技術向上を目的に実施。道内の建築系学科に在籍する高校生から夢のあるユニークなアイデアを募集し、最優秀作品の提案趣旨は実際に道が行う工事の設計に取り入れ、道民に親しまれる施設となるよう建設を進めている。
本年度の課題は「北海道立十勝エコロジーパーク内の屋外トイレ」。八校百七十二人から百十一作品の応募があり、同校からは建築科三年の紺谷匡乃さんの作品「走る!SLとかち!」と二年の中谷空君の作品「牛乳缶」が、特にユニークな視点をもった作品を対象とする特別賞に選ばれた。
紺谷さんの作品は、平面プランが機能的で、子どもが喜びそうなSL十勝号をモデルとした高校生らしい発想が評価された。中谷君の作品は、円形の平面でスロープやベビールーム、洗い場などの機能性に配慮し、牛乳をイメージしたかわいらしいデザインが評価された。
伝達表彰では、表谷部長が、受賞生徒二人に表彰状と楯を贈呈。インテリアデザイナーを目指す紺谷さんは、周りからアドバイスをもらいながら「今残せる最高の作品ができた」と振り返った。
将来の夢が建築士という中谷君は「作品をつくるのは初めてだったが、表彰されてうれしい」と話していた。
(学校 2018-12-12付)
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